注意欠陥・多動性障害(ADHD)の勉強方法

【数学が苦手なADHD】女性が得意を活かした勉強方法!

投稿日:2018年4月6日 更新日:

数学が苦手なADHD女性本人に、自分に合った勉強方法について聞きました。

  • 【性別】女性
  • 【年齢】21歳
  • 【診断名】ADHD
  • 【診断された時期】大学3年生(21歳)

ADHDの特徴や苦手な数学について

得意な事は暗記や規則的な作業などを行うことです。

また、文章を書いたり何かを作りだしたりするなど、ないところから何かを考えたりすることも得意です。

女性の勉強風景

国語の作文・小論文や社会の記述式の問題、暗記科目の暗記は得意でした。

反対に、臨機応変さや注意力が求められるような作業は非常に苦手です。

数学などのように、何かヒントを与えられて、そこから何かを見つけていく、といった問題や、公式と公式を結びつけてそこから答えを導き出す、といった問題は全く解けませんでした。

また、話を聞くことも苦手で、ノートにメモをしないとすぐに忘れてしまいます。

答えを丸暗記して失敗した勉強方法

数学の記述問題を解こうとして、答えを丸暗記したことがあるのですが、少しでも形が変わると対応出来ませんでした

また、苦手な理科や数学の問題を解こうとして、一問に何時間もかけたのは時間の無駄だったと思います。

切り替えて得意なことや解けそうな問題を解いたり解法を覚えたほうがずっと有益だと思います。

あと、他の人が上手く行っている、という勉強法を試して上手く行かなかったことが何度もありました。

数学が苦手なADHDの女性がうまくいった勉強方法

規則的な作業、単純作業が得意なので、ノートやいらない裏紙などにに暗記したい言葉(英単語や歴史用語など)を何度も書いて覚えて行くことは上手く行った勉強方法だと思います。

また、人の名前を覚えることが好きなので、英単語をキャラクターの名前にして覚えたり、歴史上の人物をキャラクター化して覚えやすくしました。

好きな事と結びつけると覚えやすくなると思います。授業では、先生の話を雑談も含めてメモしました。

そうすることで「ああ、あの時の授業で先生こんなこと言っていたなあ。」という風に雑談と一緒に授業の記憶も思い出しやすくなりました。

うまくいった理由

自分に合っていた勉強法だったからだと思います。

よくも悪くも、自分が好きだと思うことは何時間でも出来る性格であるため、何時間も歴史の用語の暗記を行ったり、小論文を書いていたことがありました。

そのため、暗記系の作業は何回も書いて覚えました。

ただその勉強法は「効率が悪い」と言われている勉強法です。

私はその勉強法で乗り切ってきましたが、「こんなの時間の無駄」と思う方もいるかと思います。

人の勉強法を真似することももちろん大切なことだとは思いますが、それぞれ合う合わないがあるので、一番大切なのは自分に会った勉強法を試すことだと思います。

過去の勉強を振り返って

しておけばよかったと思うこと

前述しましたが、数学がどうしようもなく苦手だったので、記述式問題を何時間もかけて解く必要はなかったかな、と思っています。

その分別な教科の勉強に回せば時間を有益に使えたかもしれないと今は思っています。

自分に合わないことは早く切り捨てることも必要だと痛感しております。

また、合わない勉強法で苦労したこともありました。

人が「この勉強法いいよ」と言っていた勉強法も自分に合うかどうかは分からないので、一度試してみて合わなかったら元の勉強法に戻すか、別の勉強法に変えてみることも必要だと思います。

親にしてもらいたかったこと

親は非常に協力的で、自分の勉強に対しては応援してもらえたので、勉強に関しては特に不満はないです。

ただ、親は私が思っているよりも私のことをもっと知っていたので、親の言うことはきちんと聞いておくべきだったと思います。

どういう性格でどういうことが向いていないかをもう少しはっきり伝えてほしかったかな、というのは少し思っています(私が聞いていなかっただけの可能性が大きいですが……)

同じADHDの方にメッセージ

とにかく自分に合う勉強法と進路や好きなものを見つけてほしいと思います。

進路以外でも物事を決定した後に「これは私には合わなかったかな」と思うことや「ああ、これは私には向いていなかったな」と思うことが良くありました。

他の人からの意見を聞くことも大切だと思いますが、一番大切なことは、自分が何が好きで何をすることに向いているかを見つけることだと思います。

自分が本当に好きだ、と思えることに出会えたら、それに向かって突き進んでいくことが一番大切と思います。頑張ってください。応援しています。

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