- 【性別】女子
- 【学年】小3
- 【診断名】注意欠陥多動性障害、学習障害グレーゾーン
- 【診断された時期】3歳頃の発達検査にてグレーゾーンと推定
1ページ分の宿題を終えるのに数時間かかることも
数字に関する問題は特に苦手で、算数は数字を見るだけでも嫌なようなので自宅で宿題をする時は最初から私に答えが何かということを尋ねてきます。
小学校3年生になるのですが、九九に関しては未だにきちんと覚えていない部分が多いです。
そして何よりも注意欠陥多動性障害の気質から、集中力がなくてたった1ページ分の宿題を終えるのに数時間かかったということも珍しくないです。
集団形式の塾で授業を中断させてしまうことも
現在塾に通っているのですが、これは2つ目の塾です。最初に通ったのは集団形式の塾でした。
そこに入れた理由としては、周囲の子どもたちが勉強をきちんとしているとしていれば刺激を受けて自主的に勉強するのではと思ったのですが、逆に本人がすぐ集中力が切れてしまうことにいら立ってしまうということで逆効果でした。
また少しでも一緒に授業を受けている友達がちょっかいをかけてくるとすぐに大声で怒って立ち上がったりするなど授業を中断させてしまうこともあり、マイペースに勉強することができないということで、結局は自主的に勉強する習慣を身につけられないままでした。
苦手な漢字テストで満点が取れるようになった勉強方法
集団形式の塾が合わないとわかったことから、そこをやめて今度は完全に個別指導を行う塾に入ることにしました。
個別指導では複数の学年の児童が別の内容を学習する上に、学習スペースが1人ずつ仕切られているので、他の子どもと話したりちょっかいをかけられたりする機会はなく集中して学習することが可能です。
このような個別指導塾が本人に適していたのか、次第に自宅で宿題を終わらせる時間が早くなりました。早い時では30分程度で宿題を全て終了していることもあります。
それでいて宿題をする時に私に答えを頻繁に尋ねてくるようなことも減少してきました。
さらにかつては苦手だった学校の漢字のテストも満点を取ってくることが増え、以前は字を書くこと自体が下手で学校の先生に書き直すように指摘されることが多かったのが、今は大人が書いたような筆跡で字を書くようになり、先生からよくできる児童だと褒められることが増えてきました。
個別指導で邪魔の入らない環境を
個別指導を行う塾に入ったことで他の子どものからの邪魔も入らなくなり、講師から勉強する方法をきちんと教えてもらったことから勉強がある程度できるようになったのだと思います。
また子どもがいかに勉強をするにあたって静かな環境がいかに必要かということがこちらもわかったので、子どもが自宅で宿題をする際には下の子どもが邪魔しないように配慮をしたということで、自宅でも宿題を早めに終わらせることができるようになったのだと思います。
同じ様な特徴のお子さんを持つ親御さんにメッセージ
発達障害を抱えているお子さんの勉強方法は知識がない場合だとどうしたらいいか分からない上に、こちらがいいと思ってしたことでも逆効果となって本人さんがいら立つ原因にもなります。
そのようなことから、ある程度は勉強のプロである塾や家庭教師などに任せる一方で自宅では集中して勉強できそうな環境を作ってあげることが必要だと思っています。