- 【性別】女子
- 【学年】小4
- 【診断名】算数障害(ディスカリキュア)
- 【診断された時期】小1
算数障害のお子さんの親御さんに、今までの勉強方法について聞いてみました。
算数障害の子どもの特徴
コミュニケーションなどは、得意なようで友人は多いように思います。計算も単純な計算は問題ないのですが、3桁のたし算や掛け算に苦手意識があるようです。
問題が解けないと固まってしまうため先に進まないことが多いように思います。
そのため、徐々に机にむかう時間が減っているようで隣に誰かが座って勉強を教える必要があります。
算数・理科嫌いが加速
当初、私自身どのように勉強を教えればよいかわからず、とにかく算数の問題をたくさん解くことに重点をおきました。
結果、子供の算数や理科嫌いが顕著に現れ、今まで学校から帰ると真っ先に学校での出来事を教えてくれた子が部屋に一人でこもることが度々起こるようになりました。
学校でのことを聞くと答えてくれるのですが、テストの返却日などは、直ぐに部屋に入りテストを隠すこともありました。
また、曜日によっては、理由をつけて休みたがる日もあります。
算数障害の子がうまくいった勉強方法
うまくいく勉強方法は、本屋さんでたまたま見つけたマンガで紹介された算数の本でした。
そこには、ゲーム感覚で問題が解けるとレベルがあがり、キャラクターが成長します。
それを見て子供が、そのキャラクターをレベルアップさせようと何とか問題を解こうとしますし、分からなければ直ぐに私に聞きにくるようになりました。
他には、勉強方法としては良くないかもしれませんが、毎月、目標を決め、それを達成すると子供の好きな食べ物を食べに連れて行く約束をしてみたりすると、子供は一時的ですが勉強に取り組もうとします。
その時に、どんなことでも良いので褒めてやると更に学習意欲が高まります。
この時、わざと普段より易しい問題を解かせ、時々、難しいであろう問題を混ぜてあげると自信の喪失を抑えつつ長い時間指導できました。
うまくいった理由
マンガで書かれた算数の本にに描かれているキャラクターがお気に入りのようで、そのキャラクターのように問題を解きたいと感じたようです。
その本のように算数を解いているというよりも遊び感覚で取り組ませたほうが、点数が上がるように思います。
また、机にむかう時間も目に見えて増えていますし、自分から机にむかう機会増えたように思います。
今回の事例から、子供の意識を如何に変えてやれるかということを発見できるとうまくいくケースが多いように思います。
算数障害の子を持つ親御さんにメッセージ
子供が興味をもつ教材を見つけることが学習障害をのりこえる第一歩かもしれないと考えています。
うちの子は、なぜ、こんな簡単な問題が解けないの?などという疑問を持つと自分自身を精神的に追い込んでしまい、つらい日々が続くこともあるかと思います。
そんな時は、コミュニティでの意見交換会に参加したりすると気が楽になることもあると思いますので、そこで様々な方と接してみると良いと思います。