自閉症の勉強方法

中2(自閉症)の視覚を取り入れ、寄り添った勉強方法

投稿日:2018年5月18日 更新日:

  • 【性別】男
  • 【学年】中2
  • 【診断名】自閉症
  • 【診断された時期】小1

子どもが勉強している姿

自閉症の子どのも特徴

得意なことは絵を描くこと、アニメの声優の名前を覚えること、電車の名前を覚えることです。

自分の興味のある分野の記憶力に非常に長けています。

苦手なことはじっと机に座ること、無言でいることなどです。どうしても体が動いてしまいます。

人とコミュニケーションをとることも苦手で、人の気持ちを汲み取るのができません。

文章だけの問題に飽きてしまう

あまり上手くいかなかった勉強方法は、絵のないドリルをやらせることです。

文字だけだとすぐに飽きてしまい、席を離れてしまいます。

中学生でもキャラクターが描いてあるドリルの方がやる気がでると思いました。

また、自分の部屋で一人で勉強させると集中力が持続しませんでした。

髪の毛をいじっていたり、鼻歌を歌っていたり、ジャンプしたり、なかなか手が動いていませんでした。

一緒に付き添ってやらないと、すぐに飽きてしまうようです。

自閉症の子のうまくいった勉強方法

視覚を取り入れた勉強方法は集中力増加だけでなく、勉強意欲にも繋がりました。

効果があったやり方は3つあります。

一つ目は大きいホワイトボードを使って勉強することで、例えば数学では計算式を一緒に確認できました。

どこで間違いをしたか確認し、またそこに戻って繰り返し学習するということで、定着できました。

二つ目は、タイマーを使った勉強方法です。

集中力がなくすぐに机から離れていたのですが、タイマーで何分間勉強するというのを示すと、その間は自然と机に向かっていました。

三つ目は勉強中にやって良いこと、悪いことのカードを作ることです。

やって良いことは青のカードで、悪いことはピンクのカードで色別に作ると効果的です。

やって良いことの例として、「勉強中は椅子に座る」悪いこと「勉強中に鼻歌を歌う」などです。

このように視覚を使ってやると、勉強中の態度が良くなり効果的でした。

勉強がうまくいった理由

視覚を取り入れて勉強させることと、一緒に寄り添って勉強したことが上手くいった理由だと思います。

目からの情報はとても大きいです。それを示しただけで、理解力がずいぶん高くなると感じました。

そして、一人で勉強させずに一緒に寄り添って問題を解くことも大事だと思います。

答えがでたときはハイタッチして一緒に喜んだり、わからないときは繰り返しヒントをあげたり、とにかく諦めないで側にいてあげると、勉強意欲も持続すると思います。

自閉症のお子さんを持つ親御さんにメッセージ

自閉症であっても、無限の可能性を持っていると強く感じます。

やらせれば必ず出来るようになると思います。

お子さんの個性や特徴に合わせて、あの手この手を使って色々な方法を考え、それが上手くはまったときには本当に嬉しいです。

アイディアを考えるのをやめず、試行錯誤しながら、楽しみながら、一緒にがんばっていきましょう。



つきっきりで教えられない親御さん必見

親御さんが絵を描いてあげたり、ピアノを使って口ずさみながら勉強を教える方法で成功されている方もいますが、どうしてもつきっきりで教えるのは難しいです。

視覚優位であったり、聴覚優位であったり、凸凹した特徴のあるお子さんには、絵や音声で分かりやすく勉強できるオンライン教材がおすすめです。

オンライン教材なら親御さんの負担も少なくお子さんも楽しんで続けやすいです。

中でも、 インターネット学習教材の「すらら」 は、発達障害のお子さんが多数利用している数少ない教材です。

一般的な通信教材の3ヶ月継続率が29.6%なのに対し、すららを利用している発達障害の生徒さんの継続率は、なんと89.1%という驚異の数値です。

どうしても他人の子どもと比較をして、我が子のできないところに目がいきがちですが、それではお子さんはどんどん自信をなくしてしまいかねません。

得意を伸ばすことが自信に繋がり、結果、弱点の緩和につながっていきます。

すららの【資料請求】はこちら

-自閉症の勉強方法
-,

Copyright© 【発達障害の勉強方法】我が家の知恵袋 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.