3人目の自閉症グレーゾーンの小学生がうまくいった勉強方法をご紹介します。
小4(自閉症スペクトラム障害グレーゾーン)飽きるまでに短時間で終える勉強方法
- 【性別】男
- 【学年】小学4年生
- 【診断名】広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)
- 【診断された時期】未診断(グレーゾーン)
グレーゾーンのお子さんの特徴
注意力が劣っているので怪我や忘れ物が多いことや、他のことが気になって目の前の人の話を聞いていないことから、会話が成立しないこともあります。
記憶力が高いのでそれでカバーしている部分はありますが、特定の事に関してこだわりや執着を持っていることもあることから、学習面に関しても得意なものと苦手なものの出来不出来がハッキリと分かれてしまっています。
今までに試して失敗した勉強方法
学校がら出されている宿題の他に、文章系のドリルと漢字ドリル、学習系のサイトから配信されている計算問題をプリントアウトして繰り返し勉強をしていますが、好きな分野やゲーム感覚でないとダラダラと時間が掛かってしまったり、親が近くにいると話しかけることから、ムダに時間が過ぎていることがあります。
また理科に関しては同じ性質を持つ親も興味がない単元があるので、教えるにもできないから難しく、記憶力でカバーできないことも含めて苦手意識を持ってしまいました。
うまくいった勉強方法
子供が低学年までは、ゲーム感覚でできる勉強には興味を持ちます。
元々、漢字の読み書きに興味を持っていたこともありますし、今流行りのうんこ漢字ドリルは本人自らやってみたいと言っていたのもあって、進んで学習しています。
逆に文章系の学習は苦手意識が高く、長文の文章問題や単位が複数ある算数の文章問題は、注意力が不足していることもあってケアレスミスが多かったですが、短い文章問題のドリルを探して繰り返し勉強することによって、ある程度はカバーすることができました。
また理科の苦手な分野は、実験できる単元は家庭でも体験することで繰り返し覚えることができるだけではなく、クイズ形式の質問を用意することでゲーム感覚で学習することができます。
短時間で終わるドリルを準備
とにかく本人が興味さえ持ってくれれば、自然と学習能力も高まってくれることから、家庭学習ではゲーム感覚を持たせて勉強はつまらないという苦手意識を持たせないことを常に考えていました。
ただ苦手な分野に関しては10~20分までしか集中することができないので、予め10分くらいで終わってしまう問題やドリルを用意し、それでも気が散ったり親に話しかけて雑談しそうになりましたら別室へと移動します。
とにかく繰り返し勉強し、できた時にはシールを貼ったり、デカい花丸を書いたり、少量のお菓子など達成した後のご褒美も用意しておくことで、学習意欲を持たせるように工夫をしています。
同じ様な特徴のお子さんを持つ親御さんにメッセージ
興味がある科目とそうでない科目の成績を比べますと凹凸を感じますが、苦手な科目のみ勉強するだけではなく、好きな科目も織り交ぜて学習しますと、本人の学習意欲が違ってきます。
また低学年は発達障害でなくてもゲーム感覚でできる勉強は好きですし、同じくらいご褒美も大好きなので、最初はクイズ形式で問題を出してから徐々に発展することで勉強=嫌いの図式が減ってきますよ。